専門以上、汎用系?
どうも、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次です。
水曜日~日曜日は、習志野市大久保で泰心堂という屋号で施術家活動をしております。つまり、鍼灸師兼整体師で泰心堂はりきゅう院のオーナーってことですね。
本日は祝祭日ということで数少ない定休日。一本だけ記事を更新しておこうという感じです。
最近、「治療院って何をやっているところですか?」とか、「どういう症状が得意ですか?」とか、「どんなことをするのですか?」みたいなお問い合わせをいただくのでそのへんについて簡単にお話しようかなと思います。
ええとどこからお話しを始めればよいのか迷うのですが、まずはこれから。
泰心堂の専門はひとのからだ、そのもの。
はい、ここからですね。
どういうことからというと、そもそもひとのからだの不調は、その人自身に備わっている力で治癒、維持などの調整がなされています。
まあ、この辺の話を自然良能と言ったり、自然治癒力と表現したり、生命力と言ったりします。誤解が多いのは”自然治癒力”という言葉でしょうかね?明確にこの言葉を使った書籍を表しているのはマックス・ノイブルガーですのでぶっちゃけ東洋医学の言葉じゃなかったはずなんですけどね?語源的にも「自然は最良の医」ですから、これギリシアのヒポクラテスなんですよね。ちなみにヒポクラテスは一般の学校の勉強の範囲ですからね。
話を戻しましょう。
具体的にはなんなの?というお話をすると、気だの血だの、蔵府とか陰陽とか言い出す人もいますが、まあ、それはそれとして、現代医学的には脳・自律神経系の機能です。
「針灸で免疫力アップ!」とか標語のように使っている方、数多くいらっしゃいますが、免疫力を向上させるかどうかは脳・自律神経系の判断と機能によるものです。ぶっちゃけ話、鍼や灸じゃなくても起こりうる現象ですので、針灸だから起こるような論調は論理が破綻しています。はい、(外部)刺激に対する、反射、最適化の過程で起こりうる生理現象です。内部刺激については色々面倒なんでここでは割愛させてください。まあ、ひとこと言及するのならばプラセボ(偽薬)効果も(現場では)効果であるとだけ。
私は、鍼灸師としてはそういうからだの機能に基づいて、自己治癒を促すためにからだの反応を探る=現状認識と刺激による現状の変化の確認という行為を行っているわけで、治るかどうかは最終的にはからだ次第です。こうした方が無理なく、調子が安定しやすい傾向があります。
なんで、うちの施術はやりすぎ=刺激のし過ぎはしません。体に与える刺激=ダメージ(損傷)も最小限に絞っています、時間もかけないように気を付けている(時間もまた負担、ストレス)ので、結果、「良くなった」、「楽になった」という人が多数いて営業を続けられているわけですね。
まあ、正直ね、施術を受けて帰るとき、足取りが重い方が多数いる整体院とか鍼灸院とか整骨・接骨院とかってどうなんでしょうかね?それって調子よくなっているの?疲弊させていない?と心配になります。
もちろん、意図をもって敢えて疲れさせる、あるいは疲れていることを認識させるということでギャップを頭に認識させ、変化を促す手法もあるので一概に否定できないものではあります。
でも、施術者が疲労困憊になっているようではなにか問題があるように思いますけどね。
ええとそんなこんなで、ひとのからだの仕組みを利用しているだけなので、そのひとのからだが自ら治せる状態であれば、その仕組み上、すべて対応可能です。ええ、治癒そのものよりも治癒促進が目的ですからね。
た・だ・し、そうはいってもうちでは対応しない状態もいくつかあります。
創傷そのものについてはうちで施術するメリットはないと思います。創傷ってのはようは切り傷のことで、(開放性)出血とか縫わなけ行けないもの、それから骨折・脱臼そのものとかですかね。
あとは感染症の類ですね。これは専門の医療機関に任すように推奨されています。
ほかにはうち特有というわけでもないのですが、わりと多いかなとおもうのが、頭痛・めまい関連を多数扱う関係上、脳卒中が疑われるときですかね。閃輝暗点といわれるものや通常と異なる痛み方とか、特異的に意識障害など前駆症状があるときなどは、巷の治療院?の出番ではなく、脳外科の出番です。
ちなみに昨年もおひとりだけたまたま見つかりました。施術前に「脳外科に行って何もなかったら処置しましょう。」と脳外科に行ったらくも膜下出血で、早期処置、早期回復で、頭痛も取れ、結果的にうちは一銭も儲かりませんでした。
ええ、こんなことあるんですねと言う感じでしょうか。
あとは難病の類で手を出せないもの、限定的にしか対応できないものなどありますが、それはケースバイケースで。
あとは対外的に専門ですよ~と取り扱いが多いのでPRしているのが次のものです。
〇蓄積疲労状態からの回復促進
〇めまい、頭痛
〇歩行障害などが出ている重度の腰痛、脊柱管狭窄症、坐骨神経痛など
〇機能向上系の相談
〇小児鍼
あとは頼まれると不妊対策などですかね。ほかにも関節痛は関節の数だけ対応範囲ですし、頭痛やってれば首周りって基本対応の範囲ですしね。
・・・・・・あらためてみるとほんと何でも屋ですね。
でもやることは基本的には変わらない。だって究めればそうなりますからね。
こんなところで答えになっているんでしょうかね?
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