続 ダイエットのコツ 泰心堂式ツボ刺激の使い方と泰心堂推奨筋トレ
どうも、からだのエンジニア 鍼灸師 藤井崇次です。
昨晩? 今晩? に続き、興が乗ったのでツボ刺激のお話と筋トレの話をしましょう。
○ツボ刺激の話
泰心堂式のダイエット指導の場合、基本的に鍼灸は補助。メインは筋トレして、運動しても壊れない体作りをお勧めしています。
院内でオーダーを受けて行う場合は、いわゆる全身調整としてのZero-Reset(経絡調整法)を行うのと、ストレスケアやコンディショニングでよいのか、それとも筋腱、関節の障害かによって局所の調整を入れるか入れないかが変わります。
疲労の蓄積がかなりひどい人はCSFプラクティスを合間に数回勧めようかと最近は考えていますが、概ね、経絡調整+背部調整、あるいは経絡調整+背部調整+筋痛、関節痛の処置で対応しています。
自宅での方法論としては、耳ツボは薦めていません。
なぜか? 直接見えないからですね。私は頭の中に人体の3D構造が入っていますので、鏡写しだったり、視点の移動など3D的な思考を使えば位置把握できますけど。苦手な人は苦手です。
なので高麗手指鍼術という手のひらを全身に見立てた鍼灸治療法のやり方を教えています。
最も簡単なのは、中指の爪のすぐ下、中指と手のひらとの関節の横シワ(横紋という)の中点と手首の横シワ(横紋、手のひらに近いところを基準)の中点とを結んだ線を四等分にした基準点3点、計4点に市販のお灸を熱いっと感じるまですえる。これを両手で一日1~2回。
中指の爪の下は視床下部狙い。ここはホルモン分泌に関係する部分でこの近辺に摂食中枢、満腹中枢と呼ばれる部分があります。あとは自律神経系の調整点だったり、頭痛時に良く使う分なので日ごろから使うと便利なツボ。
残り三点は半分の半分と覚えておくととりやすい。上から胃、臍(主として小腸)、腸(主として大腸)の調整点。所謂、消化器系を整えるという考え方ですね。お灸の場合はツボ圧しに比べて熱刺激が拡散しやすいので腸の調整点は子宮、卵巣などの生殖器、膀胱などの泌尿器などの調整が行われたりします。生理不順や便秘、頻尿がある人も使ってよいですね。
あとは筋トレやウォーキング、ジョギングなどを始めて筋関節が痛むときは、それぞれの相応点、相応領域という関連部位に刺激するのですが、ルールがあるので今回は私こと泰心堂 藤井が良く使う処方だけ紹介。
小指と薬指の爪の下にお灸。基本的にはこれ両手。一般的な鍼灸でいう奇経の督脈を整える処方で、筋痛時の疲労回復、神経痛の緩和、自律神経系の調節などの効果が期待できます。
よく使うツボですね。
○推奨の筋トレとプロトコル
筋トレ自体は昨今雑誌買えば付いてくるという状態なので、まあ、下半身2~3、上半身2~3、腹筋 3種くらいでよいのではないでしょうか。
私の場合は、
下半身:トゥーレイズ(つま先上げ)、ヒールレイズ(かかと上げ)、ハーフスクワット、体捌き
上半身:プッシュアップ(腕立て伏せ、ワイド、ナロー)、ドローイング(引っ張り動作)、指の体操
腹部:足上げ(下腹部)、上体起こし(上腹部)、ツイスト(腹斜筋)
インナー系:上下、左右の曲げ伸ばし
以上をその日の気分と前日のメニューと気分に合わせてチョイス。休みもしっかりととります。時間を掛けたくないのでゼノアの加圧ウェアを利用するか、ハイインテンシティトレーニングを利用します。
ハイインテンシティトレーニング(日本だとスロトレ、スロートレーニング)は数種類のオーバーロード・プロトコルを採用することで飽きずにトレーニングを続けることができます。
私が良く使うのはクレイジー8(8秒で上げ、8秒で下げるをあがらなくなるまで繰り返す)、インクリージングクォーター(4/4、3/4、2/4、1/4の範囲で反復を繰り返す。)、ディクリージングクォーター(インクリージングの逆)、4×4セット(4回ごとに次の運動、次の運動と繰り返す)とかですね。
インナー系は前回紹介した伊藤昇式の胴体力メソッドを参考にするか松本式動作覚醒メソッドがお勧めですね。あとはヨガかな。
無理なくできるプログラムを組むのが継続することです。
今回はこの辺で
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