泰心堂式鍼灸術 基礎+本日の一穴

 どうも、からだのエンジニア 鍼灸師 藤井崇次です。

 本日は雨、晴れ、曇りそして雨、大雨ですかね? 台風の影響か不安定な気圧です。

 さて、さて本日のお話は簡単に述べると泰心堂はりきゅう院って他と何が違うの?というお話を施術、専門技術のお話からしていようかな?というのが本日のお話。

 基本的にタグを『泰心堂式鍼灸術+日々雑感』にする予定なのでこのシリーズを読みたい方は日々雑感をチェックしていただくと読みやすいかもしれません。

 え? 泰心堂式鍼灸術じゃなくて? はい、泰心堂式鍼灸術は症例なんかにも使いますので、混乱する人が出るかも。


泰心堂式鍼灸術=Zero-Reset とは?

 泰心堂こと私、藤井が最も大事にしていることは、私も、顧客も”疲れない”施術”です。

 これは、私がしばらくは一人治療院のままで行く予定なので、人材に対する時間的制約、体力的制約などが複数人で経営する店舗に比べて強くのしかかるから。なのでできるだけ疲れない、体力、体調を維持して、良質な施術サービスを提供し続けること。それを目的としています。

 そして顧客が疲れないことはとても大事です。精神的に、身体的に、体力的に疲れないの三つをポイントに、不必要な接触は避ける、適切な距離感を保つ、人によっては一人の空間&時間を確保する、長時間拘束しないが具体的な内容になります。これはつまり間合いの取り方ということに集約されます。

 次いで、健康の定義。経絡治療であれば、経絡の変動なくば疾(病)なしとなるのでしょう。脈診を基準とされる方は、脈平らかでああれば、疾なしが基準となります。

 泰心堂の場合、蓄積疲労=病の原因なので、からだの回復を促すというのが施術のすべての目標になります。このためにはほどほどの状態を作ることが大事です。

〇筋緊張に注目すると、過緊張/過弛緩 → 適度な緊張

〇関節可動域に注目すると 狭い/調整が利かない(可動域は広いが上手に使えない) → 可動域内で十分に使えること

※スポーツ障害などではこの考え方が大事です。広すぎる可動域はまずないが、十分に使いこなせなくて逆にパフォーマンスが下がるというケースはある。この場合は地味なスロートレーニングなどを行うと改善が早い。

〇六部定位脈診を採用している場合、脈に注目すると、虚実 → 平 6か所12項目が平均的である

〇経絡を中心に見た体の動きが、過剰、不足 → ほどほどに収まっていること

〇症状が落ち着いていること

など、これらほどほどの状態を作ることが大事。このほどほど状態を東洋哲学では中庸と呼び、泰心堂はりきゅう院ではZero-Positionと定義しています。


 つまり、施術の目的は、蓄積疲労からの回復を促すことであり、そのための最適状態がZero-Positionである。Zero-PositonへとResetするからZero-Resetという名称を使っています。


具体的な手順

1.悩みを抱えるお客様の話を伺う。

→何に困っていて

→それはいつからで

→どこがつらい

→どうするとひどくなる

→どういうときは軽減するのか

2.問診で得た情報から見て分かる情報、触れて分かる情報の収集を行う。

→顔色、声質、話すリズム、速さ、しぐさ

→歩き方、歩幅、歩隔、足音、歩行時の体動

→どの臓器、筋肉、神経に異常を感じているのか、それは内臓体表反射、内臓体性反射を引き起こしているか

→関係する経絡(経脈、経筋、経皮)にその兆候(サイン)は表れているか

→筋反射テストに異常はあらわているか。

3.症状自体の判別

→活動性か非活動性か。

→持続的か、断続的か

→周期的か、突然か

 活動性ならば実証としてとり抑える処方を先に、非活動性ならば疲労から反応できていないと考えて疲労回復する処方を優先にする。

4.経絡の判別と使用する経絡経穴の選定

〇最大3経絡まで組み合わせる。←舎岩『五行鍼』、柳泰祐『高麗手指鍼術』の影響

〇体力に応じて、刺激量をコントロールする。刺激点数×時間×刺激量

〇活動性ならば五行穴とくに火穴、ゲキ穴を優先的に探る

〇非活動性ならば、内蔵活性による疲労蓄積からの回復を図るので、原穴、絡穴を中心に配穴。状況に合わせて募穴、背部兪穴。

5.刺激。

〇置鍼する場合は5~15分を基本に様子を見る。

6.指標(めじるし)の確認

〇顔色、話し方、姿勢、歩き方

〇東洋医学的な目印の変化

など目印を確認して終了。

これが基本手続きになります。

 各論はまた今度。


本日の一穴

 合谷:手の陽明大腸経の原穴→大腸の賦活点に当たる。親指と人差し指の付け根、指の股の人才指側の骨際。第二中手骨近位(からだに近い側)の骨頭(骨の両端のふくらみ)を越えた内側(親指=第一中手骨、人差し指=第二中手骨の間)に取る。

 インターネット上に図は転がっているので、図は割愛。泰心堂がとる合谷を直接知りたい方は来院ください。


 このツボは、急性期(活動性)、慢性期(活動性)のいずれにも良い。

 主治は、大腸の症状のほか、顔面、鼻、前頭部痛、のどなどに良い。アレルギー疾患、易疲労、いわゆる風邪など免疫低下の疑いなどの時にも使う。実は喘息時に使ったりもするので咳にも良い。

 ただし、アトピー性の皮膚疾患は曲池を使うことの方が多い。

※アトピーは最近はクラニアルテクニックでの対応に移っています。

習志野市大久保の鍼灸師&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は2万回以上。 疲れた身体を活性化し、ストレスに抑圧された心を解放する鍼灸術を提供している千葉の鍼灸整体院

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