MWM→God Knows...
はい、お久しぶりです。
からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
年末はMAN WITH A MISSIONをBGMに作業していたのですが、YouTube経由で懐かしい曲がヒットしたのでこちらを紹介しておきましょう。
京都アニメーションの名作かつ迷作『涼宮ハルヒの憂鬱』から。
ちなみにですが、これ、CD音源の方が圧倒的に良いですね。
ということでこちら
ついでに。ちなみにMay'nのカバーしたバージョンもアップされていましたが、まあ、そちらは探してみてください。
ちなみに、涼宮ハルヒより私はマクロス系の方が楽曲としては好きですね。
さて、BGMを流しながら何をしていたかというと徒手調整術研究部関連の研究ですね。
年末から解析していたZERO G TOUCH(シンデレラ骨盤セラピーで高名な中井マサル先生考案)と、つい最近手技DVDを見終わった土信田先生のSP Systemなどをヒントに術式の開発をしていました。
ちなみにZERO G TOUCHですが、これ、非常に興味深くて、実は私が”てい鍼”で行っている施術に近い部分がありました。
そうですね、簡単な言葉で表現すると、
”釣り合った状態から、圧しながら引く”ってところですね。
通常、押すというと体重をかけて押し付けるイメージをされる施術者がほとんどであるこの業界ですが、ぶっちゃけ話、体重をかけて押し込むと、皮膚や筋はダメージを受けるだけで、直接的に常態が良くなることとは全く関係がありません。年配者や骨が弱い弾性が低い方などでは肋骨が折れたりなど大けがにつながることもありますね。
また生理学的なお話だと、緩消法を提唱した坂戸孝志先生のデータなども非常に興味深く、ペットボトル一本分程度の力で筋肉が弛緩するという結果を提示しています。
しかしながら、業界の主流はまだ、”とりあえず押ておけ”という施術で、患者さんの多くは、「痛いところが悪い」と洗脳されています。
痛気持ち良いは痛いだけです。痛いのに耐えられないから、脳内処理でむりやり気持ち良いに変化しているだけであり、身体にはダメージが蓄積されていきます。
痛みは、悪いものではありません。痛みを出さなくてはならない体の事情があるだけです。
じゃ、効果的で、合理的なボディケアは何か?
最小刺激、最大効率、身体活性
この条件が満たされるかどうかですね。
究極的には、からだは自らの力で調整維持(その中で治癒修復)をします。
その調整維持の中心、中枢は脳・脳幹ー自律神経系です。
それは数々の鍼灸での研究報告として挙げられている、鍼灸刺激と脳活性化の関係から見ても明らかです。
ただ、これ、鍼灸の効果というには甚だ疑問です。なぜならば、刺激によってその行為が起こるのであれば、鍼灸である必要性はありません。
たとえば瑞金療法協会の研究では、手指鍼、灸、手指鋒(金鋒、銀鋒)などを用いた研究データではいずれも脳活性の徴候を示しています。
ならば、これらを鍼灸の効果と言い張るのは如何なものだろうかと思います。
また、経絡経穴なども確かに便利な妄想ですが、生理学上、刺激に対して反応するかどうかは、知覚神経の閾値の問題と、求心性神経に対する入力に対して、自律神経系が反応するか否かの問題になります。
これは鍼灸の古典といわれる黄帝内経にもその示唆があります
同病異治、異病同治と。
そもそも”東洋医学”といわれるものは、あくまでも古代の体に対する常識のうえに、体の仕組みとして考えられていたものであり、現代医学における体の仕組みに基づいたものではないのです。
もちろん、その時代などの情勢に合わせて試行錯誤し、研鑽を積んで残されてきたものですからまったく意味がないものではないですし、体の仕組みがわからない時代においてはそれは一つの導(しるべ)として機能してきたものです。
なんで現代を生きる私たちは古典を踏まえて、現代の鍼灸や徒手調整術を開発するべきだと思います。
話を戻します。
大事なことは、ざっくりとしたことばで申し訳ありませんが、”身体活性”です。
簡単に言うと、体の機能低下を引き起こしている自律神経系の機能低下状態を解除し、十全に働けるようにすることです。
あとは、その機能低下の徴候をどこでみるかのお話になります。
ZERO G TOUCHは体の動きと筋緊張の関係性から、体の状態を推察し、ZERO G TOUCHを行い要らない筋緊張を解除するように仕向けることにより身体活性を図っています。
SP Systemでは、凝り固まり、機能低下を引き起こしやすい下半身の筋と筋膜の状態に中止し、筋膜に対する処置を行うことで、血流活性などを引き起こし、太陽神経叢を活性化することで身体活性を図っています。
また太陽神経叢は腸脳相関の兼ね合いで、脳の活性化につながります。
非常によく考えられて作られた方式だと思います。さすが現代のゴッドハンドと称されるだけありますね。
でも、これ人のライセンスなので、そのまま使うのも面白くないということで術式開発をしていたわけですね。
その結果は……、しばらく内緒にさせてください。
では、また。
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