本日2019.12.29は年内営業最終日
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
いや、2019年も終わりですね、ええ、営業が。
新年は1月5日から営業を開始します。すでに予約も入っていますので、年明けすぐの調整を希望の方はメールで予約してください。先着順になりますが、1月2日までには返信しようとも思います。
さて、年内最終営業日の本日は、記事の更新と施術、そして午後は片付けの開始です。
で、それが終わったら、徒手調整術研究部の活動である施術方法の研究開発ですね。
今年は、新規の方もそれなりにいらっしゃったので、鍼を刺す機会が、例年よりも増えましたが、本来の私のスタイルは触れていく”接触鍼術”が基本。ええ、私の施術の基礎、基本は積聚治療(創始者 小林詔司/積聚会)ですので、わりと当たり前の技術なのですが、業界的な話をすると極めて珍しい技術です。
なので、”鍼を刺す”スタイルに成れている方にとっては「え? 何で!?」と?が飛び回るような施術です。
そのせいか、たまに”神”扱いされてしまったりします。
まあ、確かに、某院で半年以上鍼刺して、電気かけてとやっていた坐骨神経痛が、鍼を当てるだけで取れてしまったりするのだから、もしそういう世界観を知らずに受けたら確かにびっくりするでしょうね。
ちなみに私は、小林の施術を母校で受けていましたので、これが普通と思っていました。
ええ、何人の先生に、「お前おかしい」と異常者扱いされたことやら。
基本的に私は善意とか思いやりとかそういうあいまいな考え方ではなく、ビジネスとして施術業をしています。つまり、理論や考え方がどうとかいうよりも、いかに結果を出すか、それにフォーカスしています。そのためによるべきものは、曖昧な説明論的な鍼灸理論ではなく、数千年前からあるからと検証もせずに利用されている経絡、経穴(ツボ)ではなく、解剖学(骨組みや臓器、組織の構造の話)、生理学(人の体の機能の話)に基づき、生体の維持、修復を司っている中枢機能(脳・自律神経系)から施術を組み立てなおすべきだと考えています。
その考え方に基づくと、鍼灸を含めた徒手調整術は、侵害刺激(生体に対してダメージを与えるもの)を利用して、中枢機能(脳・脳幹)の認識を促し、自律神経系を介して、自動的に調整されていきます。
あとはどういう認識を促すかというのが考えるべきことである、その認識を促す方法論の一つとして使われてきたものが、経絡や経穴なんですね。
つまり、経絡や経穴そのものが効果を発揮するのではなく、体の状態が経絡や経穴の反応として出ているだけ。体の調子を整えたり、病や怪我からの回復を促すのは、あくまでも脳機能-自律神経系の作用なわけですね。
だから、あまり経絡経穴を意識せずとも、またわざわざ刺さなくとも、接触刺激を通じて、脳機能―自律神経系に対して働きかけが起きれば、”効果が出る”という現象が観察されるわけです。
なので、2020年はより低刺激、あるいは微刺激での施術にこだわってみようかなと思います。
では、年明けにお会いしましょう。
皆様、よいお年をお迎えください。
2019年12月29日 12:01 藤井崇次(泰心堂)
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