泰心堂の基本のひとつのお話。


泰心堂 徒手調整術研究部|習志野市大久保|自律神経整体

基本中の基本その2 立場の次は、違いを意識する。

 おはようございます。

 からだのエンジア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。

 本日は火曜日なので、外部での施術。午後からなのでまだ少し時間に余裕があるといった状況ですね。


 さて、ある意味、基本中の基本を書いて、メールをいただきましたので、それに対する回答的な部分も合わせて書こうかと思います。本来は鍼灸部門の『質問に答えます』カテゴリーなんですけど、徒手調整術ネタなのでこちらで。


 まずおさらいですが、実は大事なのは”立場”です。現場に立っている施術者、指導者、経営者、出資者、お客様いろいろな立場があります。まずは自分がどの立場にいるのか、立っているのかを明確に線引きをしておくことです。あいまいだと次に考えるべきコンセプト部分も曖昧になります。

 また、立場が違うということは見ている角度が違うということですし、それは目標も、人事評価も経費も、何も違うということです。それを否定するのではなくて、そういう立場なんだと意識することが大事です。

 私の場合も、最初はお客様から始まっています。そして次は私は実は経営者なんです。ビジネスとして何が提供できるか、何を提供するか、それを得た人にどうなってほしいか? こちらが私の場合は先です。 その次が施術者(専門家)としての思考です。専門家としてどうあるべきか、それをビジネスとして提案するにはどうしたらよいか? とかく施術者は内向的になりすぎで、技術を突き詰めるばかりに、そのほかがおろそかになりがち。もちろん技術習得段階においてはそれはとても大事なことです。

 ですが、経営者視点では、技術習得にはコストがかかりますし、それをお客様に提供して買ってもらうためには、企画、販促宣伝などが必要ですし、利益を出す前に経費がたくさん掛かります。

 なのでどんな素晴らしい技術としても、施術者がの考え、経営者としての考え、お客様の考えなど立場によってズレがあるわけですね。


 良いものを安く提供する。


 字面は良いですが、これは間違いと言えば間違いです。そんなことを続けたら商売あがったりです。いくら頑張っても利益が上がりません。利益が上がらないから技術研鑽にも投資できない。結果、続けられない。


 例えば『お値段以上』の広告で有名なニトリの家具。品物として業界最高品質ですか? と言われればそれはNO。でも粗悪品ですかと言えば、それもNO!。それを購入したいと思う層に対して、妥当+αの品質を維持しているから、圧倒的に支持されているのです。

 簡単にいうと、双方に”お得感のある価格帯である”ということ。


 そしてこの”双方”というのが曲者で、私たちの仕事でいうのなら、片側は間違いなく整体院など施術を提供する側です。じゃ、反対側は?


 ここでお客様とか安易に応えているようじゃ話になりません。

 たとえば、泰心堂はぶっちゃけ話、地域最高価格です。

※1:1時間1単位とした場合の価格を比べると

※2:うちの顧客からは施術間隔、回数を比べると圧倒的に安いという評価もいただいています。


 この価格帯では、そのへんの接骨院価格や激安価格をお求めの方はそもそも来院しませんし、いらしたとしても長続きしません。

 これは”客層があっていない”から当たり前です。


 泰心堂の施術をどう評価してもらいたいか? を考えた時に最初に考えたのが

1.価格戦略に巻き込まれない

2.地元の良くわからないお客様の奪い合いに参加しない

3.人生を変えたい!まではいかなくとも現状に満足できず、新しい自分になりたい人を支援する。

※体調不良や姿勢不良、美容なども含めて。


なのでうちの場合は最初からインターネットなど通じて、あるいは既存顧客からの紹介で来院される方を対象として、電車やバスを使ってでも来る価値のある治療院というのがコンセプトのひとつなのです。

 だったら価格は突き抜けていても問題ないわけです。

 あとはサービスですね。サービスがどこでも受けられるものを提供していたら、”私”であること以外は通う理由にはならない。それもまた一つの魅力ってやつですけどね。

 なので、サービス単体としてみて通う理由を作る必要があります。既存の技術の他所集めではなく、既存の技の分解再構成を通じて、私のものになっていなければならないわけですね。


 私の場合は、子供のころからずっと写真を撮ってきたことでカメラマンを唸らせたほどの被写体を見る目と合理的思考×論理思考→構造分解と再構成という学業、趣味、スポーツ、仕事などで培ってきたスキル、そして業界の技術の習得と研究という趣味を、解剖、生理、病理、鍼灸などこの分野の専門知識とを掛け合わせること独自性出しています。

 そしてその基準としているのがZero-Positionになるわけですね。


 だいたい質問に答えられたかと思います。

 こういう概念部分がなんで施術の基本になるのといわれると、なるんですとしか言いようがないんですけどね。


 私は、施術者が独り満足するような施術は嫌いです。

 いや、むしろ満足していたら停滞なんじゃないかと思います。

 だって、少なくとも1秒前の私と今の私とでは違いますから。時間は前に進んでいる。なら私も一歩でも前に進みたい。

 そして何よりも顧客が満足しない施術には価値がない。

 プロと趣味人の違いは、自分も楽しむか、自分だけが楽しむかの違いではないかと。


 私は、時間を意識しない施術は受けたくない。

 だって、貴重な時間をわざわざ作ってきているのに、だらだらと施術されるのは嫌です。これほかの治療院で働いているときも思いましたが、1時間と時間を決めたのならその中で全力を使って結果を出せ!と。それが15分ならば、15分でその人に何を持って帰ってもらえるか! そこにこだわるべきだと思います。

 別に3分調整がわるいともいいとも言いませんが、使える時間が3分ならば3分で満足してもらう結果を出すしかないわけですね。必要があったので3分調整の技も覚えましたし、作りました。

 うちにもたまにいらっしゃいます、仕事の合間、移動の途中でよって「時間が20分しかないけれど何とかして」とか。だったら私は20分で結果を出さないといけないのです。

 逆に時間無制限といわれたら、それはそれでいやだな。ええと「途中で映画1~2本見に行っていいですか?」とか言いたくなりますね、たぶん。

 ついでに経営する人はここ大事。別に時間を売れってわけじゃないけどね、キャパシティを理解していないと施術者に無理をさせて想定以上に疲弊させてしまうこともあるので、時間に余裕を持たせるという意味でも時間の管理は必須ですね。


この辺も曖昧にしていると、あとでぐさっと来ます。


 最後に施術はある意味でエンターテインメントである。私はこの言葉を毎日、意識してから仕事を始めています。

 だって、変わる、変われるって、ワクワクしてこないかい!?

https://taishindo.theblog.me/posts/7128765

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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