症状、状態判断の基本(泰心堂において)
どうも、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
先日、偏頭痛とその補足の件がありましたので、改めて基本を書いておこうと思います。
はい、では本題に行きましょう。
お客様が来院、症状、状態はどういう風に判断するか?
1.症状名、病名など医師による診断がついている場合、〇〇病、〇〇症候群など病名を基準に分類しておきます。
2.〇〇の疑い、〇〇の可能性と診断がついていない場合、疑い、可能性があると考えておきます。
3.医師の診断がない場合、緊急性があるかないかのふるい分けを第一にします。緊急性がある場合は、専門医へ。
4.医師の診断がないもの、緊急性のないもの。お客様が訴える痛み、つらさを中心に専用の質問票(チェック方式+記述方式)、局所の徒手検査、キネシオロジーを用いたテストなどでスクリーニングを行いあたりをつけていきます。
※泰心堂の場合は、現状認識の一環として利用しています。
3.4.がよく鍼灸院や整体などで行わえれている問診やカウンセリング(ヒアリング)のところですね。
これ、鍼灸師でしたら当たり前に知っていることですが、医師を除いて、診断権(病名を特定、断定する行為とイメージしてください)を持ちませんので、「あなたは〇〇病です」という形でお話することができません。
なので、特に断りなく、〇〇病の~という形で表記されているものについてはすでに診断がされているものと考えていただければOKです。
医学知識はきちっと押さえておくことは大事ですが、常に教科書通りのお客さまがいらして、教科書通りの表現をするとは限りません。誤解しやすい言い回しなども多数ありますし、本人はそう感じているから○○という表現を用いたなどということも現場にいるとよくあることです。
なのでチェックは複数の項目でしていくことがとても大事になります。
そのうえで、どうしても”診断”がおかしいと感じたのならば、あるいはお客様がどうしても診断名に納得できないというのであれば、勝手に病名をつけるのではなく、信用のおける病院、医師を紹介するなどして、セカンドオピニオンを求めるという手段があるとお伝えすることはありだと思います。
これ書いておけば、あのような書き込みの手間をかけさせることなかったのかなと今さらながら思いますね。
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