あたまの鍼1本で腰痛改善!?
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。
本日は月曜日で外部での施術の日です。その関係で京成大久保周辺にはおりません。ええ、泰心堂はりきゅう院はお休みですのでご注意ください。
ただいま出かける前の時間でさらっとアイデアスケッチをしつつこの記事を書いている最中ですね。
さて、私こと泰心堂 藤井は、もともとは技術偏重型の鍼灸師です。
ええ、一応分類するのならばね。
より精確にお話しすると、構造解析→要件定義→正規化→再現性といった思考を持つシステム設計者のような鍼灸師で、その再現性やらを担保するために技術偏重型に必然的になっていたというのが事実なんですが、まあ、技術にこだわりのある鍼灸師と思っていただければOKかなと。
実際に修めた鍼術、灸術は軽く20派を超え、開発した術式ももうすでに10どころじゃないですし、壊れて、もとい請われて教授、販売したものもあります。
……まあ、どちらかというと「治療が分からない」とか言っている鍼灸師?が大半の中、異常な方な自覚は無きにしも非ず。
基本的に術式なんざ、A+B+Cで構成されていますし、手続き自体は、検査→調整→再検査が揃っていれば何とでもなります。
※A=身体観、健康観、B=判断基準、C=刺激方法。それぞれの要素の中で交換可能。
結局こういうのって最終成果物をどうするかを決めて逆算して、要件定義して、正規化(重複やら冗長やらの無駄を省く)して、一貫した流れとしてコーディング(プログラムを記述するように一貫した流れを作り出す)すればよいだけなんですよね。
ええ、ぶっちゃけ話、簡単なんですよ?
その中で、治るってどういうこと?楽になるってどういうこと?からだの仕組みはどうなっているのか?からだの機能はどういうものがあるのか?現在それがどうなっているのかどこで確認できるかなど、基本的なことがらをしっかりと押さえて、そこに矛盾なく設計できればあとは外注(=先人の術式をお借りすること)でもOK.
じゃ、先人はどんなことをしてきたのか探ってみよう!
となり、まあ、外形は”技術偏重型”によってしまったってのが実際ですね。
ええ、私、恩師らの仕込みが良かったので、施術自体に迷ったことありませんから。
さて、そんな技術偏重型がなぜ、無駄にテクニカルな施術をせずに、非常にシンプルで、薄味の料理のようにアッサリしながらも結果的にしっかりとした効果が出てしまう施術へと変化してきたのかというと、まあなんだ、蛇に足を描くだけ無駄ってこと。
※正規化の手続きを丁寧にするとシンプルになります。
極論、治せない(環境適応、順応できない)状態にあることが、問題なわけです。
これは恩師である小林詔司も積聚治療の中で語っていますが、結局、自分の体を治すのは自分の体の仕組みによる当たり前の生理的反応。
つまり、ちゃんと治せる状態に誘導して、それを維持できるように補助してあげればあとは自ずとよくなってしまうものなのです。
身体が捻じれているのが分からなければ、捻じれを治そうとは思いません。
身体の力が抜けているのが分からなければ、力を入る状態に調整しようとは思いません。
機能低下が起きているのが認識できていなければ、機能を戻そうとは思いません。
だから、症状が取れない、痛みが取れないわけです。
からだが認識して、機能低下状態から脱却したのであれば、十分な栄養と十分な休養、そして動作の改善をすれば自ずと最適化されていくものです。
泰心堂の場合、そこにカイロプラクティック、アプライドキネシオロジーなどの学習を通じて、現象(症状、症状のある箇所)→その原因もしくは派生元というマイナー/メジャーの概念を利用し、調整箇所を極力減らすことで、からだにかかる負担を減らすことで、逆に一か所からドミノ倒しのように連鎖して、身体の変化を促すように術式全体を構成しています。
故に、集約したポイントが頭部にある場合、頭部一か所一鍼、わずか数秒でも体全体に変化が及ぼされるわけです。
もちろん、ここまでの述べたように、それは意識的あるいは無意識的に確認されなければなりませんので、単にあたまに鍼を1本打つだけではダメなんですけどね。
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