”流れ”が大事。
おはようございます!
からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂 藤井崇次です。
お陰様で、例の『腰痛対策スペシャルケア』の企画は無事終了しました。また企画ネタをちょくちょくやっていく予定なので、AmebaOwnd、エキテンー泰心堂はりきゅう院を今後もチェックしてくださいね。
画像は本日20180416 GBPJPY 1時間足のチャート。アップダウンを繰り返しながら、大きな流れとしてはアップトレンド中。アップ中はアップ中の戦略、ダウン中はダウン中の戦略が大事です。特に全体としてはアップトレンド(ダウの定義に基づく)なので、一時的なダウン状態はいわゆる調整相場ないし調整波形。トレンドフォロー系の戦術(論理式、トレードロジック)では損失が出やすいところなので、無理をしないことが大事。逆にアップトレンド中のアップ局面においては調子に乗り必要以上のリスクを抱え込まないように気を付けたいところです。
で、これって施術も同じ。時期と時機の見極めはとても大事でとても難しい。
でも、難しいからと言ってある程度の判断を付けられないと、守りの調整と攻めの調整のいずれを選んで良いのかがわからなくなる。
なので一定の流れ、あるいは形式、フローチャートを設定して、一連の流れで施術をすることが大事になります。
いつもの流れで施術をして、いつもと違う引っ掛かり、あるいはいつも以上にスムーズ。つまりは”勢い”を見ることで、良い流れ、悪い流れ、後押しするところ、しのぐところと判断を付けるわけです。
施術の全体を設計する際にも大事なのが、この一定の流れ、フローをどのように定めるかなのです。
しっかりと意図した要素を配置しつつ、手が止まらない流れを作ることによって、しっかりと習熟すれば自動的に手が動く、次の手順に至るように全体を設計しておくことで、細かな手先のテクニックにわざわざ意識を割かずに、ただ”みる”ことに意識を注げるようになります。
施術の基本は、
1.みる(認識):現状を認識する、させる。VAKモデルを参考に施術者が把握しやすい診方、被施術者が認識しやすい基準を相互に確認すること。
2.手を加える(調整):施術の目的に応じて、意図した刺激を加えること。
3.変化を観察する(再認識):調整の結果、何がどう変化したのか、その意図、意味を改めて認識すること。
ここにルールを付加します。
〇施術には一貫した論理式あるいは判定式、つまりは判断基準がなければならない。
〇調整は意図的に行われるべきである。
〇調整の結果は、一定の基準に基づき判定されなければならない。
〇論理式通りに結果が出ない場合は、調整が不十分である。あるいは現状認識の段階からズレがあると考えられる。
さらにここに時期と時機の要素が加わえることで、現在の体調、体力を鑑みて、攻めの調整を行うべき状態か、それとも守りの調整を行い体力を損なうリスクをできるだけ減らすべきかを判断することで時機に合わせた無理のない調整が論理上できることになります。
また、全体をきっちりと設計して、解剖学、生理学など現代医学的な知識と体の性質に立脚したうえで、東洋医学、あるいはそのほかの徒手療術の論理構造を比較検証し再構成することで合理的な施術を組み合立てることができ、その調整と調整の結果を顧客の皆様に自信をもって提供できるようになります。
不安だ、施術に自信がないと相談を持ち掛けてくる方は結局ここができていないんですよね。ただ、講習会に出てお金払って型真似してくる。なぜ、それをするのか、それはどういうことなのかも気にせず、結果が出たやり方だからと無批判に受け入れる。それでは自信がないのは道理というものですね。
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