根本療法あるいは本治方に基づく肩こり、腰痛に対する施術

 おはようございます!

 からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 泰心堂こと藤井崇次です。

 月曜日の朝、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 早いものでもうすぐ3月。エキテンで行っているキャンペーンの第一弾も終了間際。ご興味のある方は「エキテン 千葉 泰心堂」で検索してください。


 さて、今回のタイトルは『根本療法あるいは本治方に基づく肩こり、腰痛に対する施術』。

 根本療法とは徒手調整術=はり、灸などの道具を使わない身体調整法術における、一つの考え方です。徒手調整術は、ざっくりと分けると、カイロプラクティック、オステオパシー、アロマ系、タイ式、ハワイアンマッサージ(ロミロミ)、整体術、(武術由来の)活法術などが含まれます。

 一つの考え方と書きましたが、大きく分けると対症状、対局所(患部)に対する施術ー対処療法とそれらを起こしている体の状態、原因に着目し、原因を解消することによって症状を解決方向へ向かわせようという考え方が (対)原因療法あるいは広義の根本療法と呼ばれるものです。

 ちなみに鍼灸の分野においては、前者を標治方(あるいは標治法)、後者を本治方(あるいは本治法)と称することがあります。


 たとえば、今回挙げた肩こり、腰痛へのアプローチの違いでみると

対処療法:緊張、硬結(コリ)を引き起こしている皮膚、筋肉などを特定し、そこに対して”解す”手技を加えると考える。

根本療法:緊張、硬結を引き起こしているのは、”体の歪み”が原因であるため、歪みを解消する手技を加えることで、歪み解消→緊張、硬結は自然と解消され得ると考える。


 泰心堂は、後者をメインにしているので、肩を触らず、肩こり解消あるいは腰に触れずに、腰痛解消という結果がごく当たり前に出るわけですね。


 どちらも上手、名人、達人ならば、高い効果が期待できますが、正直に言いましょう。10年に上専門家として活動してきた私ですが、対処療法の名人、達人、私は一人しか知りません。※その方は看板掲げて営業していません。

 年間、どことは口外しませんが、整体、マッサージ、鍼灸など様々な施術所に学習とわりきって施術を受けに行っていますが、安心してお勧めできるのは(ゴッドハンドと呼ばれている)友人知人くらいなもので、大概はずれ。

 根本療法!とか、原因に対するアプローチ!とか、自然治癒力を活性化! とかWEBやチラシに目立つにように書いて、何やら素晴らしいものかのように煽っておきながら、実際にやっているのは中途半端な根本療法もどきに局所に対する誤魔化し施術なんてところも数多く体験しました。

 特に〇分〇〇円でやっているところは、今のところ全滅と言っても良いありさま。

 それは、鍼灸でも同じ。


 それは私が母校で学んだ積聚治療をしていますとうたっているところでも同じ。恩師であり、積聚治療の創始者 小林詔司に(母校で)積聚治療を教わった身としては大変残念ですが、残積処理は背部で変化がなくなるまでしっかりと調整したうえで残った積の処理であり、時間や手数をかけるものではありませんし、補助治療はあくまでも補助治療です。ついでに加えておくと1時間という時間をかけることにも意味がない。積聚治療は生体の変化を追うことで精気の虚(気の偏り)を補い均すことにあり、それは変化が起こりにくい、変化しない状態になればそれ以上操作をする必要はない。

 経絡治療も同様。私あまのじゃくなので、経絡治療を受けるときは事前に脈の状態をずらしていくのですが、未だそのことに違和感を以って突っ込んだ話を聞いてきた鍼灸師は皆無。

※脈状は指輪、ネックレスなどアクセサリーなどでも簡単にずらせます。


 ええ、そんなありさまです。

 そういう微妙な施術が溢れていると、本治方って何? 根本療法って何? 原因にアプローチってなに? とまあ施術者側も混乱するのではないかと思いますし、結局、よくわかっていないけど方揉めば良くなる、腰押して貰えばよくなると大きな勘違いをしている患者さんに引きずられて、揉み屋と化しているあるいは、治療家じゃなくて、言いなりマッサージャーとなっている施術者が評価される。それは如何なものでしょうか?


 筋肉がダメージを受けすぎて防御反応すら起こせなくなることと、筋肉に緊張させるように入っていた命令が解除されて、筋緊張(筋短縮)しなくて良い状態になるのことは大きく違います。

 前者はその後超回復が起こりよりつい良い筋肉・組織となって「二度と揉み解されない!」とばかりに強くなります。なので懐かしの”鉄板肩”とか”自称肩こりのベテラン”などが増産されるわけです。

 後者はそもそも体のバランスを整えている自律神経系の作用で”緩む”ので、再度疲労が蓄積したり、緊張しなくてはならない事情が起こらない限り、肩こり状態に陥ることはありません。


 大概、揉み返し、あるいは好転反応という言葉で誤魔化しているのは前者。


 さて、肩こりや腰痛状態の回復法としてどちらが良いでしょうか?

 その場しのぎや、一瞬の誤魔化しが好きな方は前者の生理学的にもおかしい施術をこのまま継続してください。

 生理学的に正しく、体の調整機能を高め、蓄積した疲労をからの回復を求める方は、この機会に、ちゃんとした根本療法、あるいは鍼灸の本治方を選択することをお勧めします。


 なにせ前者は、自然治癒力なる言葉が耳障りの良いお題目としてしか機能しておらず、むしろ施術自体が阻害原因となっています。

 後者は体の機能低下状態を解消することで、体がもっている治癒力、回復力、免疫力などがまともに働ける状態にすることを目的としているわけですから、自然治癒力、生命力なるものを活性化する方法になります。

 さて、どちらが売り文句と矛盾がないでしょうか?

 私は後者だと思います。


 現状認識はこの辺にして、泰心堂での肩こり、腰痛に対する根本療法的アプローチのお話をします。

 実はこの手の手法をいくつもマスターしているわけですが、検査は共通しています。なにせ、体の根本としているものが同ズレているかは、調整法がどうであれ共通事項ですから。


具体的には

1.蓄積疲労

2.体の歪み 体の対称性のズレ

3.体液循環不良

4.筋の異常緊張

5.自律神経系の機能低下

6.内臓機能の低下

これらは脳神経系の機能低下から生じます。


生じるポイントは

1.頭蓋内(脳脊髄の滞留と循環不良or脳貧血状態)

2.頸椎(頭蓋と頸椎の接合部である上部頸椎、外頚・内頚動脈への圧迫ストレス、歪みによる脊椎神経に対するストレス)

3.仙骨(頭蓋の一次呼吸と連動して、仙骨リズムという仙骨の動きがある。これにより脳脊髄液という体液の循環が促されている)

4.脊柱の対称性の崩れ → 見た目上の歪み


調整法としては

1.脳脊髄液調整法 PB,FB 30秒

2.クラニアルテクニック(頭蓋骨接触調整) 3~5分

3.背部揺動(=揺らし)による上部頸椎反射調整(DRT) 約5分

4.仙骨調整(仙骨内臓テクニック) 各1~3分 必要に応じていくつかテクニックの足し引きあり

5.手足からの歪み調整(四肢誘導法) 3秒

6.高麗手指鍼術を応用した手指を用いた瞬間反射調整術(泰心堂 藤井崇次 開発)

7.熊谷剛(疲労回復整体) ABC整体 10分

など評価が高い方法がある。

とりあえずしれっと私のオリジナルも放り込んでおきましたので。宣伝よろしく(笑)


時間もついでだから目安を書いておきましょう。なお、これは検査時間は省いているので基本的な調整のみの時間ですので注意ください。


これらは自律神経系に作用して機能低下状態を改善する手技ですので、コリに触れなくとも調整ポイント、調整角度で把持または保持をして数秒~数分待つことで同調、調整が行われて、自律神経系のバランスが変更されます。

 その結果、筋緊張は適度な状態に戻り、体液の循環が回復し、自律神経系の機能低下状態が解消されるので内臓などの自律調整が行われ、結果、疲労回復、重心安定、内臓負荷低減などが生じます。


と、言葉で書いてもわかりにくいので、エキテンでキャンペーンを行うことにしたってのが今回のエキテン押しの形ですね。

なお、「ここ揉んでくれ」とかそういうオーダーは完全無視できますのでご了承ください。

習志野市大久保の鍼灸&整体 泰心堂はりきゅう院

臨床経験10年以上、総施術回数は7万回以上。 頭痛、めまい、疲労感を伴う体調不良などの取り扱いが多い各種特殊鍼灸術を用いる鍼灸院 こまつ式高麗手指鍼術、DRTなど認定院 【ご予約はメールまたはWEB予約から】 taishindo@outlook.jp 047-404-5225

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