腰痛の方、増加中
ども、からだのエンジニア&からだの専門家 鍼灸師&整体師 藤井崇次(泰心堂)です。
5月半ばくらいから、腰痛に悩む方からの施術依頼が増加傾向にあります。
腰回りの痛み、こわばりを感じたら、それはもう蓄積疲労のサインです。
早め、早めにケアをして、重症化リスクを避けましょう。
ええと、コロナの影響下、在宅仕事など座り仕事が増加傾向にあり、長時間座りっぱなし、あるいは長時間同じ姿勢による腰回りの疲労を訴えるケースが増加傾向にあったのですが、加えて5月あたりから、いわゆるぎっくり腰のような強い痛みに悩まされる方からの施術依頼が増加傾向にあります。
この手の腰痛は、うちの分類では、蓄積疲労型の腰痛に属します。
なので最も大事なのは、疲れを感じたらケアをするをサイクルにすること。
疲れのサインは
〇頭部拡大
〇関節の動く範囲の狭小化。
〇体のだるさ、重さ
〇動き切れのなさ
〇見てわかる程度の体のゆがみ:肩の高さ、巻肩、中心線の崩れなど
この疲労の段階を超えてしまうと、蓄積疲労状態へと入っていきます。
腰痛や膝痛などの筋関節痛や、頭痛。めまいなど具体的な症状が表に出やすい状態にとなります。
さらに悪化すると、良くも悪くも常態化。つまり、慢性痛などの状態になります。
で、5月半ばくらいから、この重症化した方が増えています。
症状的には、ぎっくり腰様の痛みを訴える方が多く、立ち上がった拍子に、座っているとじわじわと痛みがとかいくつかのタイプに分かれますが、どちらも基本的に体が耐え切れなくなって痛みを出していると考えられるケースですね。
こういった時の処置は大きく三つ。
1.頭に対するアプローチ
2.からだのゆがみ、捻じれに対するアプローチ
3.痛みに対するアプローチ
ヒトの体は安定した状態を維持しようという機能を持っています。これを恒常性の維持とかホメオスタシスなどと言います。ええ、あの「テストに出るぞ~」と言われた、クロード・C・ベルナールとかウォルター・B・キャノン卿とかの人名とセットで暗記したあれです。
そして、現状を認識して、不都合であるのならば、その箇所を修復・調整しようというからだの仕組みが働きます。※自然治癒力と言っているものの正体。
なので、まずはこの現状認識を正しく認識するというのが最も大事なことです。これを司っているのが脳・脳幹であり頭です。
極論、この頭へのアプローチが上手にできたのならば、あとは体が自動的に治癒のプロセスを実行し、最適化し、治癒に至ります。
当たり前ですが、筋肉を固めなさいという命令を出しているのも頭なので、別に硬い筋肉を無理やり力づくで傷めつけずとも、命令の解除あるいは動作の完了、位置関係の最適化が行われれば自然と適度な状態へと収まっていきます。
とはいえ、長く蓄積疲労状態を継続していると、歪んでいる方が、捻じれている方がいつも通りという認識になってしまうことが多々。なので、この歪みいりますか?この捻じれ都合が良いですか?と検査と調整を以て体に聞いていくことで、現時点でよりおさまりの良い位置へと最適化かを促すのが歪みや捻じれに対するアプローチになります。
そして、この二つでは取り切れない場合、あるいは痛みや不快感が強すぎる場合に行うのが、三つ目の痛みに対するアプローチになります。これもやり方はいろいろで直接的でわかりやすいのは痛む部分に鍼、灸、押圧などを加えることでしょうかね?
うちではあまり直接法を使わず、ある理由から間接法(痛いところではなく、関連部位などを利用する方法)を用いることが多いですけどね。
基本はこの三つで、痛みや不具合の程度や状態により、この三つのどこから始めるのか、あるいはどこで時間をかけるのかなどが変わってきます。
ここ2~3週間増加傾向なのは、”痛み”が主たる悩みの常連のクライアント。
「腰やっちゃって」
と腰を押さえながらの来院が続いています。
こういう時は、三つ目の痛みに対するアプローチの比重を増やします。
とはいえ常連さんなので、うちでは他ではまず使わない長い鍼をすっと皮下に滑らせて、痛みの抑制とからだの歪みの補正とを一度に済ませてることで、期間の短縮を狙います。
ここ2週間で3名ほどぎっくり腰様で来院されましたが、うち一人は三日後のゴルフでフルラウンドまわってきたそうです。
・・・・・・とはいえ、治癒という意味ではまだまだ途中なので様子見ながらのラウンドしてくださいねと言っていたはずなんですけどね?
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